頭の良い動物はよくテレビとかで特集されてるけど、逆に頭の悪いのはどんな動物?
なんで頭が悪いと言われているの?
上記のような疑問を持ったことはありませんか。持ったことなくても気になりません?
今回は動物の生態が大好きな僕が独断と偏見で決めた、頭の悪い動物ランキングベスト4をご紹介します!
この記事でわかることは以下のとおり。
- 頭が悪い動物&なぜ頭が悪いのかがわかる!
- 頭は悪いけど、すごいところもあることがわかる!
- どこに行けば見られるのかがわかる!
気軽な気持ちで楽しんでいただき、動物に興味をもっていただけると嬉しいです。
頭の悪い動物ランキング第4位 フラミンゴ
【頭の悪いエピソード】寒いのに水辺から出ない
フラミンゴが水辺で片足を上げている姿はよく見られます。
足を上げている理由は以下の2つだと言われています。
- 足を1本ずつ休ませている
- 体温を下げないようにしている
足を休ませているのというのはわかりますが、体温を下げないようにしているって、水の中にいると足が冷えるからってことですよね。
「いや、水辺から出ろよ!」とツッコミたくなりますが、その発想はフラミンゴにはないみたいです。
なぜなのでしょうか…。
参考動画:フラミンゴはなぜ一本脚? 片足を休ませるだけでなく…
その発想はなかったわー
【すごいところ!】オスもミルクを出してヒナに与える!
フラミンゴはメスだけでなく、オスもミルクを出してヒナに与えます。
他の哺乳類のようにおっぱいからミルクを出すわけではなく、食道にある素嚢(そのう)とよばれる部分からミルクを出せるようになっているんです!
ちなみにミルクには赤い色素が含まれており、飲み続けることでヒナの体はだんだんピンクになっていきます。
参考サイト:動物完全大百科_フラミンゴ
見られる場所
日本の動物園だと以下の場所などで見ることができます。
※時期によっては見られない可能性もありますので、随時各施設へご確認ください。
頭の悪い動物ランキング第3位 コアラ
【頭の悪いエピソード】大好物でも形が変わると食べ物だと認識できない
コアラの大好物はユーカリの葉ですが、コアラにとってユーカリの葉は、あくまで”枝についているもの”という認識のようです。
ある実験で、コアラはユーカリの葉の形が変わると、エサだと認識できないとの結果がでています。
地面にユーカリの枝でなく “枝から摘み取った葉っぱ” だけを目の前に置いてもそれが食べ物であることを認識することができず食べようとしない。
引用元:かいこれ! 海外の反応 コレクション
こんなの食べ物じゃねー!(ユーカリの葉)ポイー
【すごいところ!】毒があるユーカリを食べても死なない!
実はユーカリには強い毒性をもつ「青酸(せいさん)」が含まれているため、他の動物は食べません。
しかしコアラは食べても平気なのです。
理由は長い盲腸(約2m)に特殊な微生物がいて、青酸を分解してくれるから。
ただし青酸の分解には大きなエネルギーが必要で、さらにユーカリから摂取できるカロリーも少ないため、コアラは体力温存のために1日に20時間前後寝ています。
参考サイト:ホンシェルジュ_意外と知らないコアラの生態!かわいいだけじゃない性格や特徴を紹介
毒のある食べ物をエサにできるよう体を進化させてきたという点は、賢い生存戦略ですね。
見られる場所
日本の動物園だと以下の場所などで見ることができます。
※時期によっては見られない可能性もありますので、随時各施設へご確認ください。
【頭の悪いエピソード1】記憶力が悪すぎて自分の家族を忘れる
引用元:ライフマガジン幻冬舎plus_ダチョウってどんな鳥?そのすごさとアホさ【再掲】
ダチョウの記憶力はとても悪く、自分の家族さえ忘れてしまうようです。
ダチョウは10羽ほどの家族の群れで暮らしています。
2つの群れが遭遇し、オス同士がケンカをしたり、何かの拍子で大きな音がなったりすると、両方の群れの全員が入り乱れて大騒動に。
騒動が落ち着き「やれやれ」と元に戻ると、群れの家族がごちゃまぜになっています。
しかしダチョウたちは、家族が変わっていることに誰も気づかず、あたかも「もとから家族でした」みたいな顔をして平然と群れになって歩きはじめます。
家族の顔も頭数も覚えていないダチョウにとっては、何の問題もありません…。
参考サイト:ライフマガジン幻冬舎plus_ダチョウってどんな鳥?そのすごさとアホさ【再掲】
こいつ俺の家族だっけ?ま、いいか。
【頭の悪いエピソード2】誰かが走りだすとつられて皆走りだすが、なぜ走っているのか誰も分かってない
ダチョウは1羽がとつぜん走り出すと、まわりのダチョウ全員がつられて走ることがあります。
しかし最初に走り出したダチョウもつられて走り出したダチョウも、なぜ走っているのか誰もわかっていません。(笑)
なんかわからないけど、とりあえず皆が走っているから走るのです。(笑)
参考:ライフマガジン幻冬舎plus_ダチョウってどんな鳥?そのすごさとアホさ【再掲】
走ってきたけど、ここはどこだ?
\ダチョウのアホさを発見した塚本先生の爆笑エッセイ/
【すごいところ!】異常な回復力を持っている!
ダチョウは肉がえぐれ、骨がみえるほどの重傷を負っても、1ヵ月程度で再生されて元通りになるようです。
ダチョウ研究の専門家、塚本康浩先生はダチョウの細胞の回復力は驚異的と語っています。
ダチョウの傷口の組織をホルマリン漬けにして大学に持ち帰り、顕微鏡でのぞいたところ、ダチョウの細胞はほかの動物の細胞よりはるかに速く動くことがわかりました。
引用元:ライフマガジン幻冬舎plus_ダチョウってどんな鳥?そのすごさとアホさ【再掲】
ケガをすると、傷口をふさごうとして細胞が傷口のまわりで動きはじめます。
ダチョウの場合、その動きがごっつ速いわけです。
人間のわれわれからすると、考えられない回復力です!
塚本先生は、このダチョウの驚異的な回復力に注目し研究を続けた結果、人間の感染症予防に役立つ「ダチョウ抗体」をつくることに成功しています。
この「ダチョウ抗体」、すでに新型コロナウイルスや新型インフルエンザなどの予防に役立てられているんです。
近年だとダチョウの卵から抽出した抗体を含ませた「ダチョウ抗体マスク」「ダチョウ抗体スプレー」なるものが話題になりました。
見られる場所
日本の動物園だと以下の場所などで見ることができます。
※時期によっては見られない可能性もありますので、随時各施設へご確認ください。
頭の悪い動物ランキング第1位 コチ
【頭の悪いエピソード】口に入りきらない魚を食べようとして窒息死
引用元:Facebook/Fishing Australia TV
不名誉な第1位は「コチ」。救いようのない残念な死に方をしているのが発見されています。
オーストラリア南東部のニューサウスウェールズ州にあるBurrill湖で、死んだコチが打ち上げられていたのですが、口元を見ると他の魚をくわえていたそうです。
どうやら、自分の口に入りきらない獲物を無理やり食べようとして喉に詰まり、窒息死してしまった様子。
生きるために捕食しているとはいえ、自分の口の大きさも分からず丸飲みしようとして死ぬなんて…。
もう「このバカちんが!」と叱ってやることも出来ません…。
参考サイト:Switch news_発見者もびっくり!大きすぎる獲物で喉がつまり、窒息死した魚が見つかる
【すごいところ!】洗練されたステルス能力
残念なコチですが、すごいところもあります。
海底の砂の中に隠れるのがとても得意で、一旦隠れるともうどこにいるのかわかりません。
下記の写真内にコチが隠れているのですが、どこにいるかわかりますか?
引用元:沖縄美ら海水族館_美ら海だより_【かくれんぼが上手!】
ここにいました!
引用元:沖縄美ら海水族館_美ら海だより_【かくれんぼが上手!】
抜群のステルス能力を活かして身を隠しつつ、獲物を待ちぶせています。
引用元:沖縄美ら海水族館_美ら海だより_【かくれんぼが上手!】
見られる場所
日本の水族館だと以下の場所などで見ることができます。
※時期によっては見られない可能性もありますので、随時各施設へご確認ください。
まとめ
今回は頭の悪い動物についてご紹介してきました。
世の中には頭の良い動物もいれば、頭の悪い動物もいます。
ただ、頭の悪い動物たちが弱肉強食の厳しい自然界で生き残っているのは、他に長けた能力があるからです。
弱点を補えるぐらい自分の長所を磨く。人間である僕たちも見習いたいところです。
今回とは逆に、頭は良いけどざんねんな特徴のある動物を探してみるのも面白そうですね。
ではまた!